ほんのり雪化粧した鎌倉ですが、太陽パワーで素顔(笑)に戻りつつあります。
さて、1月に図書館で借りたこちらの2冊。
篠田桃紅さんは、お客様より教えて頂いた美術家でありエッセイスト。
東田直樹さんは自閉症の作家。
境遇が違うお二人ですが、共通の題材もあり今回はとても心に響いた「無駄」についてシェアさせて頂きたいと思います。
雑談や衝動買いなど無駄なことを無駄と思わないほうがいいと思っています。
無駄にこそ次のなにかが兆しています。
篠田桃紅さんの言葉より
無駄に見える行動の中に心のよりどころがあるというのが何だか人間らしと思うのです。
東田直樹さんの言葉より
また、直接「無駄」という言葉は使われていませんが
しなくてもいい苦労ややらなければよかったと思うような後悔は誰にでもあるはずです。
それを自分の中できちんと整理できる人間になるのが目標です。
僕の場合、そうすることで自分が本当にやりたいことしなければいけないことが見えてくるからです。
東田直樹さんの言葉より
とも書かれていらっしゃいました。
この文章を読んだ時に「まさに‼」と腑に落ちた私です。
今度は”あれ”と思ったら今度は”そっち”に色々と興味の矛先が変わったりえっ!?と思うようなことも流れに身を任せながら身をもって体験してみないと心身共に理解出来ない質の私は、一見「無駄」ばかりで「遠回り」しているように感じる事も多々。
でも、それがあったからこその「今」だったりお二方の言葉を使わせて頂くなら無駄にこそ次のなにかが兆していますであったり、自分が本当にやりたいことしなければいけないことが見えてくるからです。に繋がる経験をしてきたから。
そんな思いに浸っていたら日曜日の初耳学に登場された立川談春さんが林先生から”手応えのある生き方をするのに何が必要か”と問われ、自分にとって質の良い努力をしている。じゃあそれはどうやって探すのか。”無駄な努力をして下さい”100個見付けたら1個くらい手応えあるでしょ。と答えられていました。
無駄を検索しても・役に立たない(余計な)こと・効果・効用がないことと書かれていて言葉自体は否定的。
でもそれを・どう捉えるか・どう活かしていくかそれらに取り組む過程が無駄が無駄でなくなり自分への糧となるのではないかな~。そんなことを思う私です